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嫉妬深い彼氏の特徴5つ|すぐ嫉妬する男性心理と上手な対処法を解説

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:彼氏の嫉妬深さは直せるもの?

嫉妬というのは、心理学でも古くから高い関心がもたれてきました。日本だけを見ても、100年以上も前の1905年(明治38年)に、石田孫太郎という人が「嫉妬の研究」という本を書いているくらいです。

(1)心理学における「嫉妬」とは?

嫉妬という言葉は日常的に使いますが、心理学的には「パートナーとの関係が、ライバルによって喪失の脅威にさらされたときに経験される感情」と定義されています。

わかりやすくいえば、子どものころにひとりのときは親の愛情を独占できていたのに、きょうだいができると、独り占めできなくなりますよね。そんなときにもつ感情が嫉妬です。そして大人になっても、恋人の愛情を自分ひとりで独占できないと不安になったり、心配したりするときにもつ感情が嫉妬といえます。

嫉妬は必ずしも悪いとはいえません。嫉妬をすることで、相手に対する自分の感情を再確認したり、ふたりの関係をよくしようという働きが生まれるからです。ですが、いきすぎた嫉妬は、恋人への敵意や殺意につながることも。程度の差はあれ、ドメスティックバイオレンスなどにつながる場合もあるといわれています。

(2)嫉妬深さは直すことができるのか

恋人が嫉妬深いタイプだったら、改善してもらいたいと考えるのではないでしょうか。しかし、長い時間をかけてつくられた人の性格や行動を変えることは、簡単なことではありません。ですが、不可能でもありません。いったいどうすればいいか、順を追って考えていきましょう。

2:付き合う前にわかる!嫉妬深い彼氏の特徴4つ

心理学には「Communicative Responses to Jealousy Scale(嫉妬へのコミュニケーション的反応)」とよばれるテストがあり、いくつかの特徴があきらかにされています。今回は、それをもとに嫉妬深いかどうかがわかる特徴について、考えていきましょう。

(1)行動が子どもっぽい

例えば、嫉妬したときに、これ見よがしに自分が傷ついたことをアピールしたり、恋人の前で泣いたりする。まるで幼稚園児くらいの子どもがすねるかのように、行動が子どもっぽいというのは、特徴のひとつとして挙げられます。これは、嫉妬をしたときだけではなく、普段のコミュニケーションでもあらわれます。

(2)気に入らないことがあると無視をする

嫉妬をして怒っていることをわからせるために無視をすることもあります。客観的に見ればあきらかに態度が違うので、恋人や周囲の人が「どうしたの?」と聞くでしょう。ですが、嫉妬をしていることを伝えようとはしません。自分の感情や気持ちを、ちゃんと言葉にできないという特徴があります。

(3)逆に嫉妬をさせようとする

自分が嫉妬をしたら、仕返しとばかりに恋人を嫉妬させようとします。ときには、自分からわざわざ浮気をすることも。何かと嫉妬させようとする行動をとってくる彼氏は要注意といえるでしょう。

(4)監視や束縛をする

恋人のことをSNSなどを使って、徹底的に調べ上げます。直接聞くのではなく、ネットや周囲の人から情報を集めようとするので、もうストーカーと紙一重です。

そして、イベントなど不特定多数の人がいるような場面では、恋人が誰かと話すようなことをさせないようにします。また人前でわざと手をつないだり、名前を呼び捨てしたり、キスしたりしして自分と親密な関係であることをアピールします。

3:なぜ嫉妬深いの?嫉妬深い彼氏の心理5つ

では、どうして人は嫉妬深くなってしまうのでしょうか。その理由を考えてみましょう。

(1)自信がない

いちばんの理由は、自信がないことです。自信がないことで、誰かに恋人を奪われてしまうんじゃないかと不安になり、嫉妬をしてしまうのです。

(2)プライドが高い

自信がないことで嫉妬をしやすいというのは、なんとなくイメージできるかもしれません。一方で、プライドが高い=自信がある人が嫉妬をしやすいというのは、どういうことなのでしょうか。

実は、冒頭でもお伝えしたように、嫉妬はライバルによって喪失の脅威にさらされたときに経験される感情のことです。つまり、負けたという感情が嫉妬につながります。プライドが高い人は、負けを認めたくありません。そのため、その反動としてささいなことでも嫉妬をしやすくなってしまうんです。

(3)過去に恋愛で失敗している

嫉妬のしやすさの原因が自分ではなく、別のところにある場合もあります。それは過去の恋愛の失敗。これが影響していることもあるのです。なかには、トラウマになるほど大失恋をしていて、二度と恋人を失いたくないがあまり、ささいなことが気になってしまう……その結果、嫉妬をしてしまう人もいます。

(4)相手のことが好きすぎる

大事なものほど、人は失いたくないと思います。また失ったときの喪失感は想像できないくらい大きくなります。それが買えるものであれば、お金を貯めて再び購入することもできますが、人の場合はそうはいきません。そのため、恋人を誰かに奪われてしまのではないかと不安になって嫉妬をしてしまうのです。

(5)自分が浮気をしている

自分にやましいことがあると、相手も同じようにやましいことをしているのではないかと考えてしまう場合があります。つまり、嫉妬をしやすい人は、自分が嫉妬をするようなことを自分自信もやっているという可能性が十分に考えられるのです。

4:喧嘩にならないために!嫉妬深い彼氏への対処法3つ

それでは最後に、嫉妬深い人にはどう対処していけばいいのでしょうか。

(1)不安になる隙をつくらせない

頻繁に電話やLINEをして、相手が不安になる隙をつくらせないようにしましょう。つまり、余計なことを考えさせず、嫉妬をするような時間をつくらせないということです。この方法は、頭ではわかっていても面倒かもしれません。しかし、彼氏が嫉妬深くなりすぎてしまうことと、少し面倒だけど平穏無事にお付き合いを続けること、どちらがいいか考えてみるといいでしょう。

(2)自信をもたせる

嫉妬をするのは、自分が誰かより劣っていると感じるからです。そのため、ささいなことでも「すごい!」とか、相手のことを褒めてあげましょう。ふと、「わたしはキャバ嬢か!」と腹が立つかもしれませんが、それくらい褒めてしまうのもいいでしょう。

(3)恋人を自分の人間関係に入れる

自分と会ったことがない人には、あれこれ想像してしまい不安になるものです。なので、自分の人間関係に恋人を招き入れて、相手によく知ってもらう機会をつくりましょう。よく知っている間柄になれば、「ちょっと飲んで帰るね」となっても、「あいつなら大丈夫か」となり、嫉妬をすることはなくなるでしょう。

5:まとめ

正直、嫉妬深い人と人間関係を築いていくのは、面倒なことかもしれません。ですが、嫉妬深くなってしまう理由を正しく理解して、どうすれば嫉妬をしなくなるのかがわかれば、ちゃんと人間関係が築いていけるでしょう。最初はちょっと大変かもしれませんが、相手のことを理解するつもりで、取り組んでみてください。