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仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴と乗り越える方法5選
月島もんもんM.Tsukishima
目次
隠す1:仕事のプレッシャーがきつくてもう辞めたい…乗り越えるには?
仕事のプレッシャーがきついと、出社するのさえ憂鬱になってしまうことがあります。例えば、過度な期待をかけられたり、実力以上の売上目標やノルマを言い渡されたりすると、「どうしよう」とか「自分にできるだろうか」と不安になって、追い込まれてしまいますよね。
そんな気持ちを乗り越えるには、どうすればいいのでしょうか。まずは仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴から見ていきましょう。
2:ストレスで辛い…仕事のプレッシャーを感じやすい人の特徴5つ
仕事のプレッシャーを感じるのは人それぞれ。あまり感じない人がいる一方で感じやすい人もいます。どんな人が感じやすいのかをご紹介します。いろいろな人の性格鑑定や適職の相談に乗っているという占い師の草薙つむぐさんにお話を聞いてきました。
(1)真面目な人
草薙:誠実な人は中途半端な仕事を嫌うため、常にある程度のクオリティを求めます。実力以上の仕事を任されても、いい意味で力を抜いて、「まあいっか」とならないためにプレッシャーを感じ、そのせいでどんどん追い込まれてしまうこともあります。
(2)先を予測できる人
草薙:頭のいい人は、任された仕事に対して、どれくらいの時間と労力を割けば仕事ができるかを予測できます。そのため、実力以上の仕事を任されると、「期限までに絶対に間に合わないこと」がわかったり、「どれくらい大変か」が想像できたりします。それがプレッシャーになってしまうのです。
(3)内向的な人
草薙:内向的な人は、ひとりで趣味に没頭しているほうが楽しいタイプ。なので、職場でもひとりで黙々と仕事をしている傾向が強いです。そのため、他人に「助けてほしい」と言えなかったり、そもそも助けを求める友人がいなかったりと、孤独になりやすいとも言えます。
そのせいで自分の能力を超えた仕事でもひとりで抱えてしまい、強いプレッシャーに苦しめられてしまいます。
(4)予定外のことに動揺しやすい人
草薙:予定外のことが起こると不安に感じたり、動揺してしまったりする人もいます。このタイプの人も必要以上に仕事のプレッシャーを感じやすいと言えるでしょう。そして、頑張ればひとりでやりきれる仕事でも「できなかったらどうしよう」と考えて不安になり、実力が出せません。結果、失敗するというバッドスパイラルに陥ってしまいます。
(5)仕事を「やらされている」人
草薙:自分がやりたい仕事を思いっきりやっている人は、大きな仕事のプレッシャーをかけられても「これを乗り越えれば成長できる」と考えたり、「やりきったら自分の目標に近づける」と前向きに捉えたりする傾向が高いです。
しかし、やりたい仕事をしているのではなく、生きるために仕方なく仕事をしているというモチベーションの人は、大きなプレッシャーをかけられると、「本当はやりたくない」という気持ちがあり、前向きに捉えることができません。そのため、前者に比べて大きなプレッシャーを感じてしまいやすいと言えるでしょう。
3:仕事のプレッシャーを乗り越える方法5つ
今度は仕事のプレッシャーを乗り越える方法についてご紹介します。
(1)自分が片付けた仕事に目を向ける
草薙:まずは小さな目標を立てて、そこから片付けていくことが大切です。自分がやらなければならない仕事の全体量を見てしまうと、モチベーションが下がってしまう場合があります。最初は自分がどれだけの仕事を片付けたのかを記録して、累計で見ていくことをおすすめします。
100個の仕事があっても、自分が積み重ねてきたものを確認していけば、都度都度で成功体験を感じられ、モチベーションを維持できます。そうなれば、仕事のプレッシャーをある程度緩和することが可能でしょう。
(2)最悪の想定をして、対策をしておく
草薙:最悪の想定をして、対策をしておくこともプレッシャーを乗り越える秘訣です。もし任された仕事ができなかった場合は、どうするべきかを考えましょう。誰かに相談して助けを求める必要があるなら、そのタイミングを見極めておきましょう。
「ここまで全力でやってみてダメだったら、上司に相談しよう」など、デッドラインを決めておけば、気楽に構えることができるようになります。
(3)心配事の多くは実現しない
草薙:仕事のプレッシャーがある場合、過去を振り返ってみてください。そうすれば、いつもどうにかなってきたことがわかります。これが、楽観的になってプレッシャーを感じなくなるためのひとつの方法になります。
(4)できなかった自分を許す
草薙:膨大な仕事量を片付けていくために予定を立てていると、ついつい不安にかられて実力以上の予定を立ててしまうことがあります。
例えば、「1日5個仕事を終わらせる」と予定を立てても「今日は3個しか仕事が終わらなかった」という日が出てきます。そうると、「明日は遅れを取り戻すために8個仕事を終わらせよう」となります。しかし、3個しか仕事が終わらなかったのに、8個仕事を終わらせることは現実的ではありません。
3個しか仕事が終わらなかったのなら、1日3個しか仕事が終わらないと考えて予定を立て直すことが大切です。それでも仕事が終わらないのであれば、それは実力以上の仕事を任されていることになるので、誰かに相談して根本的な問題の解決をしていくしかありません。
(5)適度に休憩する
草薙:適度に休憩することも大切です。膨大な仕事量があると、「休日も稼働しなければ仕事が終わらない」となるかもしれません。しかし、ずっと仕事をしていると、能率が下がってしまう傾向が高いです。
適度に休憩を挟んでリラックスする時間を作ることが大切です。いつも緊張しているとプレッシャーに押しつぶされてしまうので、メリハリを意識しましょう。
4:プレッシャーのない仕事なんて存在しない!
仕事を任さえる場合、ある程度は周囲の期待に応える必要があります。そのため、プレッシャーはつきもの。全くプレッシャーのない仕事は存在しないでしょう。だからこそ、上手にプレッシャーと向き合っていく技術を磨いていくことが大切なのです。
【取材協力】
草薙つむぐ・・・書店員の経験から今までに触れた映画や小説などは1000タイトル以上。またスポーツ選手から芸能人まで幅広い人脈を持ち、恋愛コラムニストからも恋愛相談を受けた経験を持つ。手相占い師としても活躍中。