恋のなやみに効くメディア

友達以上恋人未満とは?「彼女にはしたくない」男性心理と付き合う方法

大船くじら

大船くじらK.Ofuna

©gettyimages

目次

隠す

1:友達以上恋人未満の人っている?

友達以上恋人未満の関係になった経験がある人は、どれくらいいるのでしょうか。

そこで今回『MENJOY』では、20~40代の未婚男女229名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「友達以上、恋人未満の存在がいたことはありますか?」という質問をしてみました。結果は以下のとおりです。

ある・・・115人(50%)

ない・・・114人(50%)

半数の男女が、友達以上恋人未満の存在がいたことがあるようです。お互いに惹かれ合っていても、性格やシチュエーションなどで踏み出せない場合があり、曖昧な関係になってしまうのは珍しくないようです。

2:友達以上恋人未満とは?関係性5つ

友達以上恋人未満とは、どんな関係なのでしょうか。見られがちな関係性を紹介します。

(1)ふたりで遊びに行くけど体の関係はない 

遊ぶときは、複数人よりもふたりきりで遊ぶことを好む、一緒にいるときは、まるで恋人のような親密な雰囲気が漂うものの、エッチをするようなことはない。このような関係は、典型的な友達以上恋人未満の関係といえるでしょう。

中には、エッチはするけど正式なお付き合いをしていない関係を、友達以上恋人未満と定義することもありますが、肉体関係がある場合、男性側が「セフレ」と思っている場合が多いので、今回は除外したいと思います。

(2)手をつないだりハグをしたりする

単なる友達と「友達以上恋人未満」の関係を分けるのは、肉体的な接触の多さではないでしょうか。遊びに行くときに恋人つなぎをしたり、腕を組んで歩いたりする。なにげない拍子にハグをしたり、ぴったりくっついたりするーーこれらの行動をしてしまう関係なら、友達以上恋人未満といっていいでしょう。

お互いに「ただの友達」としての感情しかない場合は、相手や周囲に誤解されるようなスキンシップはとらないものです。

(3)イベントごとを一緒にすごす

付き合ってもいないのに、クリスマスや誕生日をふたりきりで祝ったり、夏の海水浴や冬のイルミネーションなど、カップルで行くような定番の場所に、ふたりで行ったりする関係も友達以上恋人未満といえるでしょう。

カップルですごす系のイベントをあえて一緒にすごすのは、「単なる友達ではない」という雰囲気が濃厚に感じられるものです。

(4)一線を超えそうな雰囲気がいつもある

友達以上恋人未満の関係は、文字どおり「友達より親密な関係だけれど、恋人ではない」という状態。その不安定な状態は、いつ一線を超えてもおかしくないのに、超えない微妙なバランスで成り立ちます。

どちらかの家に泊まって、隣り合って眠っているときに、手を伸ばせば一線を超えるのに超えない。「好きだよ」と伝えれば、恋人になれそうなのにいわない。そんな不安定さを楽しんだり、もどかしく思ったりするのが、友達以上恋人未満の関係です。

(5)少なくとも自分は好き

友達以上恋人未満の関係には、恋愛的な「好き」な気持ちが必要です。お互いが「友達としての感情しかない」と思っているなら、たとえここまで紹介してきた友達以上恋人未満の関係性のような行動をしていても、あくまで友達でしかありません。

相手から恋愛感情のような気持ちを感じていて、なおかつ自分も相手に恋愛感情をもっていないと、友達以上恋人未満とはいえないでしょう。

3:友達以上恋人未満でいたい男性心理3つ

男性が恋人同士の関係よりも、友達以上恋人未満でいたがるケースがあります。そんなとき男性が抱いている心理を見てみましょう。

(1)いまの状態が心地いい

友達以上恋人未満の関係は、「恋人になりたい」気持ちの強い人にとってはつらいものですが、「関係性をはっきりさせたくない」と考える男性にとってはとても心地いい状態です。

恋愛関係のような雰囲気を楽しみながら、恋人同士のように責任や制約が発生しないで、好意のある女性と仲良くしていられるというのは、気楽ですからね。

(2)関係を壊したくない

恋人になってしまうと、結婚しない限り、必ず終わりがやってきます。しかも、恋人同士になれば、お互い甘えが出てきて相手にキツくあたってしまったり、本来なら隠すべき闇の部分を出してしまったりすることも。意見が合わずに衝突することも頻発します。

これ以上踏み出したら別れが近づいてしまう……と考えるせいで、友達以上恋人未満から抜け出せないという場合もあります。

(3)本命がダメだったときの保険

悲しいことですが、男性側に本命の女性がいる可能性もあります。友達以上恋人未満の女性に対して好きな気持ちがありますが、いちばんではない状態。

本命の女性が振り向いてくれないので、自分に好意をもってくれている女性と疑似恋愛を楽んで、満たされない気持ちを埋めているのです。「本命の女性がダメだったら、この子と付き合おう」という打算もあるでしょう。

4:友達以上恋人未満から付き合うには?5つ

友達以上恋人未満の関係から脱却して、関係を発展させたい人もいるはず。恋人になるための方法を考えてみましょう。

(1)好意を隠さない

曖昧な関係性のため、ついつい自分の気持ちを隠してしまうこともありますが、それでは友達以上恋人未満の状態から進展させられません。男性側も「あっちの気持ちがわからない」と自分に自信がもてずに、踏み出せないでいる可能性もあります。

明らかに恋愛対象として意識しているという気持ちを、全面に出して付き合ってみましょう。隠さない好意の気持ちが、男性の背中を押すかもしれません。

(2)好きな人がいるのか聞いてみる

男性の中には、「好き」「付き合ってください」などのセリフなしでも、雰囲気で相手が察してくれていると思っている人もいます。男性の本音が見えないときは、「好きな人、いるの?」と質問してみてもいいでしょう。

質問をされることで、自分の気持ちをハッキリ伝えなくちゃという気持ちにさせられるもの。まだ明確に付き合いたいと思っていない場合も、この質問をきっかけに気持ちを定める効果も期待できます。

(3)いまの関係はイヤだと伝える

恋人として、束縛や誠意を見せる必要のない現状に満足している男性は、女性側からのアクションがない限り、関係を進展させようとはしないでしょう。

恋人へ関係を進めていきたいなら、「いまの曖昧な関係はイヤ」と伝えてみるのも、方法のひとつ。腰が引けてしまう男性もいるかもしれませんが、気持ちを伝えることで、「一緒にいるために前進しよう」と気持ちを変える可能性もあります。

(4)嫉妬させてみる

正式な恋人になったわけでもないのに、「自分以外の相手と付き合うことはない」と信じ込んでいる男性もいるもの。このような男性には嫉妬心を刺激してみるのもおすすめです。

「合コンに行ってくる」とか「職場でアプローチされる」などと男性に伝えてみましょう。好きなら嫉妬心を抱くはず。しかし関係性上、怒るわけにもいきません。そのもやもやから「この子の彼氏になりたい」と思うかもしれません。

(5)自分から告白する

男性が、友達以上恋人未満の関係にとどまっている理由がなんであれ、付き合いたいと思っているのなら、自分から告白してしまうのもアリだと思います。告白して、うまくいくかどうかはわかりませんが、少なくとも自分の気持ちは伝えられますよね。

5:友達以上恋人未満から脱却するのは可能

友達以上恋人未満の関係は、もどかしくて、つらい気持ちになる人もいるでしょう。関係を前進させたいなら、思い切って自分から告白するなどアクションを起こしてみるのもおすすめ。相手も少なからずの好意があるはずなので、成功率は低くないと思いますよ。