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女性にありがちな「自分勝手すぎる」痛い恋愛の妄想4つ
ひとみしょうS.Hitomi
男性は、わりと恋愛に実利を求めるところがあります。たとえば、キャバクラに来る男性はあきらかに“実利”を求めています。それに対し、女性はわりとロマンチックな妄想とセットで恋愛をとらえていると、世間では言われています。
そのへんのこと、ぶっちゃけどうなのか、現役キャバ嬢の柚埜(ゆの)さんにリサーチしてきました。
キャバ嬢も人の子なので、いい感じの男性がお客さんであれば、それなりに恋心が芽生え、なんなら自分の理想の恋愛ストーリにのっとって、恋を進展させたいと思うようです。しかも非キャバ嬢よりも、男性をその気にさせるテクはたくさん持っています。
そんなキャバ嬢でも、実利を求める男性にへし折られた“女性の妄想的恋愛観”をご紹介しましょう。意中の彼に以下のような妄想溢れる恋愛観の共有を求めても、恋の進展を期待するのはむずかしいかもしれません。
■1:私と出会って彼の浮気性が治った
「彼がすごいモテモテで浮気性なのに、私と出会って一途になるという恋愛のパターンは少女漫画でたくさん読みましたが、結果的にそういう男性と未だに出会えていません。男性はゲームのように、1人クリアしたら、また次の女性を求めるのかもしれません」
男性にもよると思いますが、「私と付き合ったら浮気性が治る」なんて、夢にも思わないほうがいいかもしれません。
■2:彼女がいるけど、別れてくれて、ちゃんと付き合えた
「彼女がいるけど、私がその人のことを好きになってしまって、最初は彼は冷たいけど、だんだん優しくなり結果的に付き合うことに……というパターンもないですね。彼女がいる男性と付き合ったら、男性は器用に二股をかけます」
よって、略奪愛で男女どちらかが死ぬまで添い遂げたような恋は、特異な例(美談?)として、ワイドショーなどでときどき話題になるのかもしれませんね。
■3:全然タイプではないけど……
「全然、私のタイプではなかったのに、すごく自分に対して一生懸命にアピールしてくる男性と相思相愛になるパターンも、ないですね。いいところまで行くのですが、やっぱりタイプじゃなかったから、途中で気持ちが萎えるということに」
男女とも、自分のストライクゾーンを潜在的に決めたうえで、恋をするのかもしれません。
■4:競合に勝つ的な恋
「同じ職場や学校にその男性のことを好きな人がたくさんいるなか、自分を選んでくれるようなことも、ないですね。競合が多い男性って、かならず誰かにとられます。あるいは、もともと遊びで近づいてきて、私の気持ちを弄んでどこかに消えます」
高校や大学選びとおなじで、倍率の高い男性にあれこれ期待しても、結果的には実力相応の無難なラインに落ち着くのでしょうか。
いかがでしたか? キャバ嬢も人の子なので、気に入ったお客さんと偶然出会うと、それなりにがんばるらしいのですが、恋多きキャバ嬢でもご紹介したように、残念な思いをしているようです。
男性の妄想的恋愛も報われないことが多いように、女性のそれも報われないことのほうが多いようですね。
女性の妄想的恋愛を描いている漫画を、意中の男性にたくさん読ませて、恋とはこういうものだと延々と説教を垂れたら、案外、妄想的恋は実るのかもしれません。
【取材協力】
※ 柚埜・・・川崎にあるキャバクラ『ジャック・ダニエル』に勤務。20代前半にして店を切り盛りするママに抜擢される。昼間はビジネススクールに通う学生。