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LINEをやめたいと思ったことある人の割合は?やめるメリット・デメリット
森下あゆみ
目次
隠す1:LINEをやめたいと思ったことある?
毎日いろいろな人とLINEをしていると、「LINEをするのが面倒だ」と感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。
そこで今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「LINEを使うことをやめたいと思ったことはありますか?」という質問をしてみました。結果は以下のとおりです。
ある・・・133人(27%)
ない・・・367人(73%)
LINEをやめたいと思ったことがある人は、全体の4分の1と、多数ではないものの、4人のうちひとりと考えれば、決して少ない数ではないでしょう。
2:LINEをやめたいと思う理由5つ
上のアンケートで「LINEをやめたいと思ったことがある」と答えた人に、LINEをやめたくなった理由を聞いてみました。
(1)既読・未読のチェックに疲れるから
「チェックしないと相手がうるさい、不機嫌になる」(46歳男性/コンピュータ関連技術職)
「こちらの事情も考えず未読スルーだの既読スルーだのうるさいから」(33歳男性/総務・人事・事務)
LINEならではの機能であり、とても便利な「既読」の表示ですが、既読か未読か相手にわかってしまうことが、心理的ストレスになることも。チャット形式で素早くやりとりができるメリットがある一方で、早く返信をしろと急かされる気持ちになるのかもしれません。
(2)グループLINEが面倒くさいから
「ずっと気にしているのが苦手だし、グループのやりとりは苦手なので」(48歳女性/主婦)
「グループラインの大して意味のない長々とした会話に付き合わされるのがうんざり」(49歳女性/主婦)
社内のグループLINE、ママ友LINE、家族LINEなどのグループLINEは、人数が多くなると、多数のメッセージが飛び交い、厄介なことになりかねません。また、グループ内で空気の読めない発言や無駄なやりとりを見ると、余計にうんざりしてしまうことも……。一斉に連絡するときは便利なものの、コミュニケーションだと思うと、わずらわしさがあるのかもしれません。
(3)親しくない相手とのLINE交換・連絡が嫌だから
「親しくない人にも場合によっては交換しなければいけないので」(49歳女性/その他)
「勝手に相手から登録されたり知らない人から登録しましたがくるので個人情報が気になる」(35歳女性/その他)
少し仲良くなった相手とは、LINEを交換するのが当たり前というような風潮がありますよね。それほど好きじゃない相手でも、「何か連絡することがあるかも」といって、とりあえずLINEを交換する、となり、結果、メッセージがきて返答に困る……というシチュエーションも少なくありません。
(4)通知音がうるさいから
「しょっちゅう携帯が鳴って煩わしいから」(44歳女性/主婦)
「グループLINEの通知がうるさいから」(38歳女性/主婦)
チャット感覚でできるLINEですが、人によっては短めのメッセージをいくつもに分けて送信する人がいます。その人とのLINEでは常にスマホがピコンピコンと鳴ってしまうので、うるさく感じてしまう人も。
とはいえ、通知オフにしてしまうと必要な連絡を見逃すこともあり、対処法として現実的ではなく、延々となる通知音に悩んでしまうことも……。
(5)時間がもったいないから
「どうでもいい内容をまめにおくられて私生活の邪魔になるから」(31歳男性/その他)
「自分の時間が奪われてしまうような感覚になってしまうから」(38歳男性/コンピュータ関連技術職)
LINEを続けていると、けっこうな時間が経過していた……という経験がある人もいるのではないでしょうか。LINEはリアルタイムで会話を楽しめる反面、時間を食ってしまうデメリットもあります。仕事中やゆっくりしたいときに、LINEをしなくてはいけない状況になるのはしんどいのかもしれません。
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3:LINEをやめることのメリット3つ
LINEは生活に必要不可欠な存在とはいえるものの、ときにはその存在に嫌気が差すこともあるでしょう。実際にLINEをやめると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
(1)他のことに時間を使える
何人も、あるいは何グループもLINEでやりとりをしている人なら、1日のうちに30分や1時間、LINEやりとりだけに時間を割く人もいるでしょう。毎日30分LINEをしたとすれば、1か月で約15時間に……。時間があれば、やりたかったことに時間を使うことができて、より日常生活が充実するはず。
(2)無駄な情報にとらわれなくなる
LINEは必要な情報以上に、不必要な情報が入ることが多いですよね。特にグループLINEでは、自分に関係ない話題もどんどん入ることがあるため、鬱陶しく感じることもあります。
またLINEには、ニュースやキャンペーンなどの情報もあるため、一切不要な情報をシャットアウトしたい人にとって、LINEをそのものをやめることは大きなメリットになります。
(3)どうでもいい人に連絡先を教えなくて済む
飲み会などで、「とりあえず連絡先を交換するとき」ってありますよね。もしLINEをインストールすらしていないのなら、LINEのIDを教えずに済みます。LINEそのものをしていないので、どうでもいい相手から連絡がくることはないので、「どう返信すればいいんだろう」という悩みを持つことはありません。
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4:LINEをやめることのデメリット3つ
LINEをやめるメリットはあるものの、現時点ではLINEに勝るポピュラーで便利なツールはなかなかありません。3つのデメリットを見ていきましょう。
(1)スピード感のある連絡ができない
LINEをしていない人への連絡手段は、eメールもしくは電話になるでしょう。eメールは、わざわざメール画面を開く必要があり、電話はタイミングを見極める必要性があり、また会話をしても記録が残らないというデメリットがあります。その点LINEは、好きなタイミングで送信できて、内容も残るので、手軽なコミュニケーションの場では重宝します。
(2)家族や友人と必要な連絡が取りにくい
現代では、スマホを持つ多くの人が、LINEを当たり前のように使用しています。スマホの普及率も上がり、若い子からシニア世代までLINEを使っていて、逆にLINEを使わないとなると、連絡をするのが面倒くさがられたり、敬遠されてしまうでしょう。
LINEなら手軽に送信できることでも、メールや電話だと「また今度会ったときに言えばいいか」と、必要な連絡が後回しにされることも……。
(3)慣れないうちは孤独に感じる
LINEは個人間のやりとりだけではなく、グループLINEやグループ通話が可能です。LINEさえ使っていれば、一度で何人ものメンバーに情報を共有できるのですが、LINEをしていなければその情報は回ってきません。
そうなると、「自分だけ知らない情報をみんなが知っている」という状況になり、孤独に感じてしまうこともあるでしょう。
5:途切れないLINEに疲れた…好印象のままLINEやりとりをやめる方法3つ
LINEを一切しない、アンインストールするというのは、やはりどこか気が引けるもの。とりあえずわずらわしいLINEのやりとりをやめたいときは、以下の方法を試してみてください。
(1)決めた時間以外はLINEを見ない
22時以降はLINEを見ない、就業中はLINEの返信をしない、などのように、決めた時間以外はLINEを見ないことを徹底するのもひとつの手段です。それを続ければ「この人は夜や仕事中に返信をしない人」だと浸透してくるので、スルーされたと思われることが減るでしょう。
(2)文字数や返信ペースを落としていく
「そろそろLINEをやめたいな」と感じはじめたころから、返す文字数を減らしたり、徐々に返信のペースを遅くしたりするのもよいでしょう。
すると相手は「そろそろLINEをやめたがっている」と感じるはずなので、相手もLINEをペースダウンするかも。一切無視をしているわけではないので、LINEをやめたいと思っても罪悪感がありません。
(3)スタンプでしめる
LINEはつい文字で返信してしまう人も多いですが、「了解です」「OK」などの文字が書かれたスタンプを使うのも効果的。1~2回ほどスタンプでやりとりを閉めれば、既読スルーで終わることもありません。
また、可愛らしいスタンプを使えば、相手を不快にさせることなく、きれいにやりとりが終了できるでしょう。
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6:まとめ
LINEをやめてしまいたいという人は多くなかったものの、LINEをやめたいと思ったことがある人の理由には切実なものがありました。LINEが好きな人と苦手な人では、意識に大きなさがあるのかもしれません。自分だけLINEをやめるのは難しいので、スマホを見る時間を少なくするなどして対策をしたほうがよさそうです。