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自信が持てないのはナゼ?自分に自信がない人の特徴と克服方法3つ
山根ゆずかY.Yamane
目次
隠す1:自信が持てない……病気?
自分に自信が持てないと、つい自分を過小評価してしまったり、やる前から諦めてしまったりしがちです。
でも自信がある人をよくよく観察してみると、実は大して根拠がないなんて場合がほとんど。自分を肯定するのに、根拠は必要ないとも言えるのです。
筆者が以前勤務していた外資系金融機関では、うつ病の症状に悩まされ休職する社員がいました。それは1人や2人ではありません。
彼らはとても優秀な人たちばかりだったのですが、仕事のプレッシャーや、周囲と自分を比較してしまうことにより、自信を失ってしまうケースが多いようでした。
あまりに辛い症状に悩まされる場合は、病気の可能性もあります。そんなときは早めに休職などの具体策を見つけ出し、行動に移すことも大切です。
2:自分に自信がない人の特徴3つ
(1)人と自分を比較する
世の中、上には上がいるものです。そしてその頂点にいる人が、必ずしも誰よりもハッピーかというとそんなことはありません。
夢を叶え、すべてを手に入れたかのように見える芸能人が自ら不幸な道へ突き進んでしまう例は、世界中で見られること。
人と自分を比較していては、永遠に心の平穏と自信は生まれてきません。
(2)相対的な評価をしがち
(1)と似ているのですが、何に対しても相対的な評価を下す人も、自分に自信がない場合が多いものです。
例えば、自分の彼氏と人の彼氏を年収や身長などで比べてしまったり、上司からの対応について自分と他の同期社員で比較して勝手に落ち込んだり。
幸せの基準は自分で決めるものです。絶対価値を用いましょう。
(3)悪口などネガティブ発言が多い
自分に自信がある人は、人のことをあーだこーだ言いません。人の悪口を自信満々に語る人ほど、実は全く自分に自信がないというケースがほとんど。
悪口を含め、ネガティブな発言は自分を承認したいという欲求から生まれるものです。そんな人がそばにいたら、ネガティブパワーに飲み込まれないよう注意しましょう。
3:「自分に自信がない」が仕事に影響すること3つ
(1)自分の功績をアピールできない
仕事においては、時に自分が成し遂げた仕事をきちんとアピールする必要のあるタイミングに遭遇します。
そんなとき、
「いや、でもこの程度の仕事でアピールしたら馬鹿だと思われるかな」
とか
「○○ちゃんの方がもっと上手にできていたし……」
なんて余計な感情が入交り、アピールすることができません。
馬鹿だと思われたって関係ありません。評価されるべきだと思うことがあるのなら、しっかりと自信を持って伝えましょう。
(2)チャンスを逃してしまう
昇進や海外転勤の話があっても、自分に自信がないという理由でそれらを断ってしまうケースがあります。
筆者の知人女性Hさんも、優秀な成績が認められせっかく女性初の管理職に抜擢されたのに、悩んだ挙句辞退してしまいました。
「大きな仕事を任され、失敗するのが怖い」というのがその理由でした。
(3)付加価値を与えられない
せっかくいいアイデアがあったとしても、それを共有し業務に活かせなければ意味がありません。
どれだけ優秀な人でも、自信がないことにより、その存在価値を会社から過小評価されてしまいます。
4:自分に自信が持てない人の恋愛ってどうなる?
恋愛において、“自分への自信”は大変大きな意味を持ちます。
恋愛がうまくいかない人は、自分への自信や評価が低いケースがみられます。それは、愛が目に見えず、触れることのできないものだからという理由です。
自分に自信がない人は、つい相手の愛を疑ってしまったり、無理に感じようとして相手を追い詰めて疲れさせたりしてしまいます。
いつも恋愛がうまくいかないという場合、自分への自信を取り戻すことで一気に状況が好転する場合が多いのです。
5:「自分に自信がない」を克服する方法3つ
(1)赤い色を身に付ける
赤は情熱や自信を表します。赤いネクタイは「パワータイ」と呼ばれ、勝負時に利用される場合が多いです。
アメリカの大統領や政治家なども、大切な演説などで赤いネクタイを着用しているのをよく見かけます。
女性の場合は口紅を赤にすることでも同じ効果が得られます。
(2)趣味など何か一つのことを極める
何か一つ誰にも負けないものがあると、すべての場面において活きてくるものです。
あらゆる場面ですべての人から好かれたり、認められることは不可能です。
でもたった一つ、自分にほんの少し自信が持てる部分を育て、自分の世界を持つことで、様々なことを肯定的に捉えることができるようになるのです。
(3)誰もが傍から見るほど素晴らしい人生を送っているわけではないと理解する
テレビやSNSを見ていると、多くの人が自分より優れており、社交性があり、充実した人生を送っているように感じてしまうことがあります。
でもそんなことはありません。
誰だって迷い苦しみ、時には自信を喪失しながらそれでも社会における自分の役割を全うしようとしているのです。
イメージコンサルティング発祥の地アメリカでは、人からどのように見られるかがその人への評価を大きく左右すると考えてられています。そのため、大統領から芸能人まで、自分のイメージを作り上げることに手を抜きません。
傍から見たら完璧な人も、武装をし、より強くたくましい自分をある意味演じているのです。
6:自分を肯定することからはじめよう
誰もが自信を失い、それを乗り越えてまた自信を得る。その繰り返しです。
なので、今自分に自信がないとしてもそれは不思議なことではありません。いきなり100%の自信を身に付けることは難しいものですが、例えば色の心理効果を利用して、自分の見せ方を工夫してみるだけでも周囲からの反応は変わるものです。
そして、その反応から少しずつ自分への肯定感が生まれ、自信につながっていきます。
自分のなりたいイメージを常に心に描いておくことも、そこに近づく大切な第一歩なのです。