掲載
髪をブリーチするメリットとデメリット!おすすめ髪色や上手なやり方も
コマツ マヨM.komatsu
1:市販のおすすめブリーチ剤は?
今回、より詳しい内容をお伝えするため、市販のブリーチ剤について、筆者が通うヘアサロンのスタイリストに話をうかがいました。
プロの視点によると、ドラッグストアなどで買える市販のブリーチ剤を使ったセルフブリーチはあまりおすすめできないとのこと。
セルフでは脱色具合を確かめにくいため、仕上がりにムラが出てしまうことや、脱色する環境や放置時間の長さによって髪を痛めてしまうリスクが高まること、セルフだと脱色前後に十分なケアができないことなどが理由のようです。
2:髪をブリーチするメリット3つ
簡単に髪を明るくできるブリーチ。カラーやマニキュアではなく、なぜブリーチがいいのか、そのメリットをご紹介します。
(1)簡単に髪のトーンを変えられる
人によって地髪の明るさはさまざま。マニキュアやヘアカラーは元の髪の色が基準になるので、カラー見本のような理想の色に仕上がらないこともあります。あまりにも黒くてしっかりとした髪の人だと、ほとんど色が入らない場合も。
ブリーチで髪の色を抜くことで髪自体のトーンを変えられて、理想の明るさを実現することができます。
(2)自由自在なカラーが可能
ブリーチでいったん髪の色を抜いてから、好きなカラーをのせれば、どんな髪色に変えることも可能です。
ブリーチしたあとの髪はカラーが入りやすくなっているので、いわば白いキャンバスに絵を描くのと同じ。突き抜けるようなブルーも、お菓子のようなピンクも、虹のような多彩なカラーも自由自在です。
(3)透明感のある髪が手に入る
外国人のような淡くやわらかい透明感は、日本人の髪に比べて色素が薄いからこそ実現するもの。ブリーチで色素を抜くことで、私たち日本人のような黒髪でも透明感のある髪が手に入ります。
3:髪をブリーチするデメリット3つ
髪の色を薬で抜いてしまうブリーチ。髪へのダメージなど気になることが多いですよね。具体的なブリーチのデメリットをご紹介します。
(1)髪が傷みやすくなる
髪の表面には、髪を保護する役割をもった「キューティクル」があります。ブリーチは、このキューティクルを無理に開いてブリーチ剤を入れる仕組み。
髪の内部に薬剤を入れるため髪への負担も大きく、ブリーチをする際に髪の内部にある栄養が外に出てしまうそうです。その結果、髪が傷みやすくなってしまうようです。
(2)色もちが悪くなる
ブリーチをしたあとの髪は、する前の髪と比べてカラー剤のもちが悪くなるようです。ブリーチによって髪の表面のキューティクルが開き、せっかく入れたカラーも髪を洗うたびに流れ出てしまうそうため、色が長くもたないことが原因。
もちろん個人差もありますし、ブリーチの度合いによっても色もちは変わってきます。
(3)刺激に弱くなる
ブリーチを繰り返し行うことでダメージを受けた髪には、些細な刺激も危険。寝るとき、枕との摩擦によって切れ毛や枝毛になることもあります。内部の栄養が少ない状態なので、ブリーチをしていない髪と比べると、ドライヤーの熱にもとても弱くなっています。
3:ブリーチ×髪色のおすすめ3つ
ブリーチをした髪は、カラーの幅が無限大! どんな髪色でも可能なブリーチですが、ここでは大人の女性におすすめのカラーをご紹介します。
(1)ブリーチ×ベージュピンク
薄い茶色のような黄色のような淡い色合いのベージュは、日本人の黒髪の上にのせるのはほぼ不可能な色。ブリーチで髪を明るくしてから色を入れれば、ベージュがちゃんと発色されます。
ほんのりピンク色のベージュピンクなら、優しくて女性らしい印象にも。髪のトーンが明るくなっても派手には見えません。
(2)ブリーチ×アッシュ
「アッシュ」という言葉は知っているけれど、実際どんな色かがピンとこないっていう人も多いものです。アッシュとは、灰色や青・緑のような色味で、髪にのせることでくすんだような髪色にできます。
アッシュも日本人の髪色とは遠いため、一度ブリーチを行なってからアッシュをのせれば、きれいな発色になります。
(3)ブリーチ×グラデカラー
毛先にかけて段階的にブリーチをしたグラデーションヘアは、ここ数年根強い人気がありますよね。毛先だけ赤、毛先だけブルーといった特徴的なカラーに挑戦する人も増えています。
髪全体にブリーチをするのは髪へのダメージが気になるし、自然な黒髪に戻したいと思っても髪が伸びるまでずいぶん時間がかかります。グラデカラーなら毛先だけ変化をもたせられるので、気軽に雰囲気を変えることができるでしょう。
4:髪ブリーチのやり方3つ
自在な髪色になれるブリーチですが、髪にかかるダメージも大きいもの。セルフでブリーチを行う場合は、ブリーチ前後のケアや薬剤の用法を守って行うことが大切です。
(1)事前準備はしっかりと
染めムラが出たり、頭皮や顔周りの皮膚を痛めないよう、ブリーチ前の準備はしっかりと行ないましょう。髪全体に薬剤を塗れるように、髪を5つくらいにブロッキング。髪の生え際や襟足、耳もとなどにクリームを塗り、薬剤が付着して肌が荒れるのを防ぎます。
(2)放置時間は厳守
髪全体にブリーチ剤を塗ったあと少し時間を置きますが、時間は必ず厳守してください。長く放置すればするほど薬剤が髪を痛めてしまうので、ブリーチ剤の説明書に書かれている放置時間をオーバーすることのないように注意しましょう。
(3)アフターケアが重要
ブリーチ直後の髪は非常に脆い状態。ブリーチ剤を洗い流す際には丁寧に優しく行い、タオルドライも優しく。ドライヤーの前には必ず流さないトリートメントやオイルを塗って、熱から髪を守ります。
5:ブリーチで雰囲気を変えよう!
髪全体や毛先だけのブリーチの他にも、髪全体に細いハイライトを入れたり、サイドだけハイライトを入れたりするだけでも雰囲気が大きく変わります。筆者もここ1年ほどは、耳周りの髪をブリーチしたインナーカラーが定番です。
髪型は変えたくないけれど雰囲気を変えたいとき、ちょっとこなれ感を出したいときには、さりげなくブリーチを取り入れてもいいかもしれません。