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コネクティングルームって何?何をコネクトしてるの?

松田優

松田優Y.Matsuda

目次

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1:ニュースで話題の「コネクティングルーム」って何のこと?

「コネクティングルーム」という響きに、どこか怪しげな匂いを感じる……。それもそのはず。先日とある政府高官が海外出張の際に「コネクティングルーム」に宿泊していたという不倫疑惑が取り上げられていました。

日本ではあまり耳なじみのない言葉ですが、どれくらいの人が「コネクティングルーム」をその実態を知っているのでしょうか?

そこで今回『MENJOY』では、20~30代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「コネクティングルームとは、どのようなものか、具体的に知っていますか?」という質問をしてみました。

結果は以下のとおりです。

知っている・・・56人(11%)

知らない・・・444人(89%)

ほとんどの人が「コネクティングルーム」についてあまり知らないということがわかりました。ニュースではたくさん取り上げられていましたが、その中身については意外と知らないまま……ということはよくあること。

ここでは、その政府高官たちが何をコネクトしていたのか、見ていきましょう。

2:そもそも「コネクティングルーム」って何?

まずは「コネクティングルーム」について詳しくご紹介します。

(1)「コネクティングルーム」の意味

「コネクティングルーム」とは、隣り合わせの部屋が「コネクティングドア」と呼ばれるドアで繋がっている部屋のことで、ホテルのルームタイプのひとつとして知られています。室内のドアを利用すれば、廊下に出なくても自由にふたつの部屋を行き来することができます。

また、それぞれの部屋は独立しているので、必ずしも2部屋同時に利用しなければいけない決まりはなく、単独のツインルームやダブルルームとして使用されることもあります。2部屋を同時に利用したい場合は、事前に2部屋分の予約が必要となります。

(2)コネクティングルームは珍しくない?

コネクティングルームは日本で見かける機会は少ないですが、海外ではそれほど珍しい存在ではありません。特に、豊富な客室タイプを提供しているシティホテルでは取り扱いも多く、最近ではビジネスホテルにもコネクティングルームが増えつつあります。

国内においても、ディズニーランドに近い「日和ホテル舞浜」をはじめ、全国の観光地にあるホテルではコネクティングルームを提供しているケースも多々見られます。

3:家族旅行でも人気!? コネクティングルームの使い方5つ

コネクティングルームは、いろいろなシチュエーションにも使える便利な部屋です。コネクティングルームの使い方をご紹介します。

(1)女子旅で

女子旅といえば、寝る間際まで楽しむのが常道。コネクティングルームなら、眠くなるまでみんなとワイワイできて、誰かの家でお泊り会をするような感覚でホテルに泊まることができます。メイクオフしたあとも廊下に出ずに部屋が移動できるので、他のホテル利用者にすっぴんを見られる心配がないのも嬉しいですね。

(2)家族旅行で

ツインで2部屋利用するとなると、せっかくの家族旅行なのに離れ離れになってしまいますよね。コネクティングルームなら離れ離れにならず、寝るまでしっかり家族でコミュニケーションを取ることも可能。それぞれの部屋に必要な設備が揃っているので、「ゆっくりテレビ見たりお風呂浸かりたいな」というときも安心です。

(3)男女グループの旅行で

コネクティングルームは、男女合同グループで旅行をするときにもおすすめです。コネクティングルームなら、寝る直前までゲームで遊んだり、恋愛トークで盛り上がったりなど、合宿のようにみんなで集まって過ごすことができるうえ、寝るときはそれぞれ部屋を分ければ、男女間のプライバシーも守ることができて安心です。

(4)ダブルデート旅行で

恋人との旅行も良いけど、カップル二組でデートついでに旅行に行くのも、楽しい思い出になりすよね。コネクティングルームなら、寝る直前までは4人で会話は部屋飲みを楽しみ、ころあいを見てそれぞれのカップルに分かれて1部屋ずつ利用すれば、グループでの楽しい時間も恋人とのアツアツな時間も両方満喫できます。

(5)不倫旅行で

そして、ニュースでも話題になったのは、コネクティングルームが密会に使えるから。人目を忍ぶ不倫旅行に適した環境といえるでしょう。互いの部屋を行き来していることが他人にバレないのはもちろん、コネクティングルームは独立しているおり、別々に予約できるので、「ひとり用の部屋を単独で取った」という事実を作ることができます。

あとは室内のコネクティングドアを開けておけば、ホテルを出るまで不倫相手と一緒に過ごせるでしょう。

4:コネクティングルームは不倫の証拠になる?

コネクティングルームは不倫旅行に利用されたことで話題となりましたが、気になるのは「コネクティングルームを利用した=不倫をした」という事実になるのか否か……という問題です。

しかしながら、必ずしもコネクティングルームを利用したことが不倫の証明に繋がるとは限りません。

コネクティングルームの利用は、あくまで「周囲にわかりづらく互いの部屋を行き来できる環境にあった」という事実を証明するものであり、不倫行為が行われていたかどうかの決定的な証拠にはなりません。つまり、不倫を証明するためには、不貞行為を伺わせる写真やメール・LINEなどの物的証拠が別途必要となります。

また、コネクティングルームは各ホテル会社がファミリー向けやグループ旅行向けにプランを立てたり、コネクティングルームとしてではなく独立部屋として提供しているケースも多いです。あくまでコネクティングルーム自体に罪はないということから、本人が「不倫目的でコネクティングルームを利用した」と認めるまでは、不倫の証拠としては使えないようです。

コネクティングルームを利用した今回の騒動をきっかけに、「たまたま空いていたから」という理由でコネクティングルームを利用したとしても、パートナーから不倫を疑われてしまうケースもあり得ます。パートナーが疑い深いタイプの場合は、コネクティングルームの利用に慎重になることをおすすめします。

5:まとめ

コネクティングルームは人の目に付かず部屋を行き来できるため、不倫旅行に適した環境だといえます。しかし、人目を忍んだ旅行がいつまでも長続きできるとは限らず、コネクティングルームを利用しても不倫はいずれバレてしまうもの。

現在、不倫をしている人も、コネクティングルームの利用による不倫騒動から、今一度自分たちの関係を見直してみてはいかがでしょうか。