掲載
初対面で相手を好きにさせるコツとは?印象アップのコミュニケーション術
並木まきM.Namiki
目次
隠す1:初対面の相手との会話に失敗した、後悔した経験ある?
初対面の人との会話というのは、それほど人見知りでなくても、糸口が見つかりにくかったり、空回りしてしまったりと、失敗してしまうことも多いですよね。では、初対面に苦手意識をもっている人はどれくらいいるのでしょうか。
今回『MENJOY』では、20~40代の男女500名を対象に、独自のアンケート調査を実施。「初対面の人との会話に失敗したり、後悔したりした経験はありますか?」という質問をしてみました。
結果は以下のとおりです。
ある・・・308人(62%)
ない・・・192人(38%)
「ある」と答え人が全体の6割以上と多くを占めました。失敗や後悔という感情は、「もっと上手にできたはず」という気持ちから生まれるもの。そういう点では、この6割の人たちも、初対面のコミュニケーションが向上していく可能性は高いといえるでしょう。
2:基本からもう1歩先を行く!初対面の挨拶を印象を良くするコツ3つ
(1)相手の近況をSNSなどでリサーチしておく
初対面の相手と、スムーズかつ好感触な会話を繰り広げるためには、天候の話が無難ともいわれますよね。しかしそれだと、あまりにも一般的でつまらない印象を与えてしまうという面も。
好印象を与えるには、相手のことを事前にリサーチしておくのもポイント。最近ではSNSを使い、ビジネスに関する発信をしている人も多いので、名前や社名で検索をして、該当するアカウントがあれば、近況だけでもチェックしておくと、挨拶のときに気の利いたことを言いやすいです。
(2)挨拶をしてから時間をあけずにお礼のメールを送信
「挨拶して終わり」ではなく、余韻が残っているうちにフォローを入れるのも大事です。
用事ができたときに「先日はありがとうございました」から始まるメールを送る人も多いですが、好感度を高めたいなら、用事がなくても挨拶したその日、あるいは翌日中には「挨拶の時間を設けていただいたお礼」のメールを送信しておくと、相手の印象に残りやすいでしょう。
3:会話を途切れさせない話題と進め方5つ
(1)相手の服の話なら
相手の服装について話題にするならば「相手は、すてきなセンスの持ち主である」を前提に話を進めます。「いつも洋服は、決まったお店で買われるんですか?」「その色合わせのセンスが素敵ですね」など、褒め言葉に質問を織り交ぜると会話が途切れにくいです。
(2)天気の話なら
「雨ですね」「暑いですね」「曇ってますね」だけでは、会話は続きません。そこで、ここ数日の気温の変化や、四季折々の風物詩を織り交ぜた会話で、相手の相槌を引き出しやすくすると、話題が続きやすいでしょう。
(3)名刺を見ながら
相手の名刺を見ながら会話をするときには、そこに書かれている事柄をテーマにする必要があります。相手の名前に変わった漢字が使われているならば、その漢字を話題にしたり、珍しい名字の相手に対しては出身地を尋ねるなどが一般的なテクニックです。
会話を途切れさせないためには、さらにオリジナルの視点を取り入れましょう。例えば「この漢字を使った名前の人は、他に○○さんという学生時代の友人がいて〜」や「似た苗字で、△△さんという友人がいます」など、自身の周囲の人物と絡めると会話が弾みやすいでしょう。
4:初対面の人と会話が途切れたときのためのちょうどいい質問3つ
(1)「このあたりのお店でおすすめはありますか?」
相手の職場や自宅付近に訪問しているときなど、相手の生活圏内であることが明確である場合は、「このあたりのおいしいお店でおすすめはありますか?」といった質問が便利。比較的誰でも答えやすい質問とあって、会話が弾みやすくなります。
(2)「ご出身は○○ですか?」
上述した名刺のテクニックに通じますが、名前にある程度詳しくなると、例えば「佐藤さん」ならば東北にルーツがありそう、「鈴木さん」は東京に多い、「田中さん」「山本さん」は関西系、などといった法則もあります。それをきっかけに出身地の話を挟めば、会話が弾むでしょう。
(3)「ちゃんとお休みできていますか?」
休みの日に何をしているか、というのは、プライベートな話ではありつつ、比較的ライトに扱えることから、初対面でもおすすめの話題のひとつ。ただし、急に「お休みの日は何をしていますか?」と聞くと、「急にプライベートに踏み込んできたな……」と警戒される可能性があるので、相手を忙しそう……と仮定しつつ、まずはちゃんと休みがとれているか、そして土日休みかなどを質問してみましょう。
5:初対面のデート!成功させるポイント3つ
(1)初対面のデートの場所は?
オンラインなどで知り合い、初対面でデートをする場合には、人目が多い場所で会うのが安心です。人通りが少ない場所にふたりきりになると不用意なトラブルに巻き込まれるリスクが高まることを忘れずに。
(2)初対面のデートの会話は?
初対面でのデートでは、相手の生い立ちや仕事、趣味や休日の過ごし方など、相手の「人となり」を知る手がかりになる質問を多くしましょう。自分との相性を見極めるヒントにしやすいです。
(3)初対面でキスはあり?
初対面で意気投合し、相性の良さを確認したら、そのまま交際へと発展するパターンもありますよね。双方の気持ちが盛り上がれば、その日のうちにキス……という展開になっても不思議ではありません。
ただし、「急いてはことをし損じる」ともいいます。特に、アプリでの出会いなど、お互いのことをあまり知らない関係値の場合、初対面ではなるべく踏み込まずに、余韻を残すくらいのほうが、良い印象につながるでしょう。
6:初対面の人へのビジネスメールはどう書く?3つ
(1)挨拶文は?
まだお会いしたことのない相手へのビジネスメールの挨拶文では、自分の立場や所属を名乗ったうえで、なぜ連絡をしているのか、メールを送っている目的を、できるだけ具体的に、かつ簡潔に書きます。
会ったことのない相手からのメールには、強い警戒心を抱く人も珍しくありません。相手に安心感を与えられるかどうかという視点でメールを書くのがベストです。
(2)件名は?
まだ会ったことのない人へのメールでは、件名も重要です。メールの件名に自分の社名と名前を入れるようにすると、相手が「ジャンクメール」と判断して、開封せずに捨ててしまうリスクを減らせるでしょう。
(3)英語では?
会ったことのない相手に英語で挨拶メールを送るときにも、基本的には日本語の場合と同じマナーを守りましょう。新規の販路拡大目的などのためインターネットなどで送り先を見つけた場合には、「どこで貴社を知ったのか」まで記しておくと、信頼性の高いメールになるでしょう。
7:まとめ
初対面の相手との会話では、ちょっとしたコツを覚えておくだけでも、会話を弾ませやすくなります。立ち入りすぎず、でも距離を置きすぎず、リラックスしたムードに持ち込めるよう、相手の緊張を解くような会話を心がけてみてください。