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何歳からが中年?中年認定される言動や中年太りの予防・改善法
大山奏K.Ohyama
1:一般的に「中年」となるのはいつから?
中年とは、一般的に何歳くらいのことをいうのでしょうか。ひとつの指針となるのが「おばさん」認定ですが、10代後半が20代を、20代が30代を「おばさん」と揶揄することもありますよね。筆者の周りに聞いてみたところ、多くが「30代後半から40代」と答えました。
また、NHK放送文化研究所が2015年にとったアンケートによると、「中年は40歳から55.6歳まで」となっています。人によって差はあるでしょうが、40代50代は間違いなく中年、30代後半が入るか入らないかといったところでしょう。
2:中年認定される言動5つ
(1)立ち上がるときに「よっこいしょ」
立ち上がるときに「よっこいしょ」と言ったり、重たいものを持ち上げるときに「よいしょ」と言ったり。動作のひとつひとつに掛け声をかけるのは中年認定されてしまいます。
この掛け声は癖で使ってしまいやすいので、自分の家など、ひとりきりのときにも言わないように注意する必要があります。
(2)疲れた発言が多い
すぐに疲れた感じを出してしまうのも中年です。仕事で少し外を歩いただけで、帰ってきてから会社でぐったりしているのを見たら、周囲は「あぁ、あの人も年なんだなぁ」と思うでしょう。
また階段を歩いて上がっただけ、信号の点滅で数メートル走っただけで息があがるなど、運動不足も中年として見られやすいです。
(3)ダジャレを言う
おじさんに特に多いのがダジャレを言うこと。しかもそれにちょくちょく下ネタまがいのことが入ってくるので余計にたちが悪く、嫌われる原因になってしまうこともしばしばです。おもしろくもないダジャレを連発して自分で笑うなんて、中年の典型的なパターンですよね。
(4)爪楊枝を使う
食事の後には必ず爪楊枝を使うのも中年あるあるです。歯茎が下がってきて歯に物が挟まりやすくなってしまうのはしかたがありませんが、人がたくさんいる場所では避けたほうが無難かもしれません。爪楊枝でシーシーするなんてもってのほかです。
(5)独り言を言う
誰も聞いていないと思って、ひとりでブツブツと独り言を言うのも中年認定される危険な行動。会社でパソコンを見ながらボソボソ言っていたら、20代でも「なんかおばさんっぽい」と言われてしまいます。本人が気づいていない可能性が高いのも怖いですよね。
3:中年太りと言われる体形は?3つ
30代後半から40代になるに従って、食生活などは変えていないのに太る、いわゆる中年太りが増加します。
(1)ぽっこりお腹
中年太りの代表的なものはぽっこりと出たお腹。ウエストのくびれがなくなるどころではなく、お腹周りに脂肪がついて、いままで履けていたズボンが履けなくなってしまいます。
(2)タプタプ二重アゴ
顔のたるみも気になりますが、中年太りとしてより顕著なのが二重アゴ。下を向いた瞬間にアゴの下にお肉が溜まっていたら、見る人はギョッとしてしまいます。
(3)下がって四角くなったお尻
お尻のお肉が下がってしまうのも中年太りのひとつ。重力に逆らってプリっとさせるには、運動やお手入れは欠かせません。デスクワークなどで下半身をほぼ動かさない生活をしている人は、特に要注意です。
4:中年太りのダイエット法3つ
若いころは好きなだけ食べても太らなかったという人でも、中年になると太りやすく痩せにくくなります。中年太りをしない、解消するためにはどんなところに注意してダイエットする必要があるのでしょうか。
(1)摂取カロリーを減らす
中年になって太ってしまう大きな原因のひとつは、消費カロリーよりも摂取カロリーが多くなってしまうこと。基礎代謝は年々下がっているのに、摂取カロリーが変わらなければ、エネルギーとして消費できないので、当然太ります。
まずは食事で摂取カロリーを減らすことが重要です。野菜を多めに、油物を少なめに、丼ものやラーメンは控えめになど、できることから始めてみてください。
(2)筋トレで基礎代謝を上げる
消費カロリーを上げるためには、運動をするか、基礎代謝量を上げるしかありません。そして基礎代謝量を上げるには、筋肉を増やすことが大切。1日5分でもいいので、筋トレをする習慣をつけましょう。
筋トレをする場合、大きな筋肉からがおすすめです。具体的にはスクワットや腹筋、背筋。歯磨きしながらスクワットを10回してみるくらいの簡単なことを続けるだけでもOKです。
(3)有酸素運動で脂肪を燃やす
脂肪を燃焼させるには有酸素運動が効果的です。有酸素運動の代表的なものとしては、ウォーキングやランニング、水泳などがあります。
若いころは「少し太ったらちょっと走る」くらいで元に戻ったかもしれませんが、中年になるとそれでは無理です。習慣的に有酸素運動をしていないと、みるみる太っていってしまいます。ですので、毎日でも続けられる負荷の高くない運動を生活の一部にする必要があります。
5:中年は誰にでもやってくる
残念ながら、中年と呼ばれる時代は誰にでもやってきてしまいます。ただし、中年と見られる行動をしないようにしたり、中年になっても若いころと同じスタイルを保ったりしていれば、中年と呼ばれない可能性はあります。むしろ「あの人ってたぶんもう中年なのに、めっちゃキレイだよね」と言われることも努力次第では可能ですよ!
【参考】
「「中年」は何歳から何歳まで?」 – NHK放送文化研究所