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仕事の進め方がわからない…効率よく仕事を進めるためのコツ

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:仕事の進め方に悩んだことある?

人材支援会社のエン派遣が2020年に調査をしたところ、仕事の悩みを抱えている人のおよそ2割が、仕事の進め方で悩んでいるということが明らかになっています。この数字は、決して人ごとではないでしょう。

コロナウイルス感染症が蔓延し、リモートによる在宅勤務(テレワーク)が多くの企業で導入されている中で、気軽に上司や同僚に相談することができず、仕事の進め方に悩んでいるという人は、もっと増えているかもしれません。

もちろん、これは仕事に不慣れな新入社員や若手社員だけではなく、コンピューターなどが苦手な年長者にもあてはまるでしょう。

2:仕事の進め方がうまい人の特徴5つ

コロナ禍かどうかはさておき、一般的な視点から「仕事の進め方」について考えてみたいと思います。仕事の進め方が上手な人には、どんな特徴があるのでしょうか。

(1)優先順位をつけられる

たいていの場合、しなくてはいけない仕事というのはひとつはありませんよね。日ごろのルーティンのような業務に加えて、その時々で急に仕事が割り振られたり、トラブルが発生して仕事が増えたりします。

そんなときに、仕事が上手な人は「何から手を着けたらいいか」という優先順位をつけられます。この優先順位がつけられないと、大事ではない仕事から取り組んでしまい、本当に大事な仕事がおろそかになったり、締切に間に合わない仕事がでてきたりということになってしまいます。

自分で優先順位がわからないときは、上司や同僚に相談することが大事です。

(2)仕事の目的がはっきりわかっている

仕事には、必ず結果が求められます。ですが、その結果というのは何か目的があって仕事に取り組んだ成果ですよね。一体、なぜこの仕事をしないといけないのか、何が求められているのかを理解していないと、たとえ仕事自体は完了しても、その結果に誰も満足していないということになってしまいます。

仕事に取り組む前には、その仕事の目的について考えておきましょう。そうすると、極端に言えば、手を抜いていい部分と抜いたらダメなところがわかって、メリハリをもって仕事を進めることができます。

(3)決断力がある

どんな仕事でも、決断力(判断力)は大事です。ときにはちゃんと立ち止まって、時間をかけて悩んで判断することも大事ですが、それが常であれば、時間がとられてしまい、仕事がぜんぜん進まないということになります。

とは言え、「決断力がない人はどうしたらいいの?」と思うでしょう。決断力は、自分のもっている知識や経験に比例して高めることができます。決断力がない人は、どうしたらいいかという知識がなかったり、過去に同じ様な経験をしたことがなかったりします。日ごろから、いろいろな知識や経験を吸収して、決断力を高めておきましょう。

(4)悩まない

決断力とも通じるのですが、「一度決めたら悩まない」ということも仕事を上手に進めていく上では大事です。

もちろん、ミスをしないことに越したことはないのですが、ミスをしても、新しいトラブルが発生しても、自分が下した決断を後悔せず、そのミスをどうすれば挽回できるか、トラブルを修復するにはどうしたらいいかということに気持ちや考えを向けていくようにしましょう。

(5)切り替えが上手

「切り替えが上手」というのは、気持ちという精神的な部分だけではなく、時間なども含まれていきます。複数の仕事を同時進行で行う場合、この仕事にはどれくらい時間をかけて、いつするかを決めておかないと勤務時間を超えて、残業をしないといけないハメになってしまうでしょう。

特にいまは、在宅勤務でプライベートと仕事の境界が曖昧なときです。ちゃんと切り替えるようにしないと疲れてしまいます。

3:効率のいい仕事の進め方5つ

それでは、仕事の進め方がうまい人の特徴と関連して、効率のいい仕事の進め方について考えてみましょう。

(1)ゴールをはっきりさせる

例えばデザインなどのクリエーション系の仕事の場合、よりよいものを求めていったらキリがないですよね。一体その仕事でクライアントが何を求めているかなどを踏まえ、まずはゴールを意識することが大事です。

(2)計画を立てる

「プライベートと仕事を切り替えるのが苦手」という人や、タイムマネージメントが得意ではない人は、実際に仕事に取り組む前に計画(アクションプラン)を立てるようにしましょう。

ここで大事なのは、無理がないように余裕をもって計画を立てることです。余裕を作っておかないと、トラブルが発生したり、別の仕事が増えたりしたときに、身動きが取れなくなってしまいます。

(3)壁に当たったらすぐに相談する

自分では決断や判断に困ることがでてきたら、すぐに信頼できる人に相談しましょう。余裕があるときなら、いろいろ調べて自分で決断を下していくことで次回の仕事につながっていくのですが、効率よく仕事を進めていくという意味では悩むだけ時間の無駄です。

(4)柔軟に対応する

仕事では何が起こるかわかりません。トラブルは起こるものと思って、その時々で柔軟に対応していきましょう。このときも、わからないことが発生したら、すぐにわかる人に相談しましょう。

(5)仕事ができる人を真似する

同じ部署に効率よく仕事をしている人がいたら、その人のやり方を真似してみましょう。きっと、自分が知らなかった仕事の上手な進め方があるはずです。

4:まとめ

初めての仕事は、誰だってどうやって進めたらいいかわからないものです。慣れていても、その時々で条件や外部環境が変わって、想定外のトラブルが起こってしまい、悩むこともあるでしょう。

仕事を上手に進めるには、まずはひとりで悩まずチームで共有したり誰かに相談することです。在宅勤務のときは相談しにくいかもしれませんが、ぜひ相談してみてください。悩むことが、いちばんの非効率なんですから。

【参考】

エン派遣 仕事の悩み 調査