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劣等感を克服するには?コンプレックスが強い人の特徴と対処法5選

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:コンプレックスや劣等感を克服するには?

「自分は人よりも劣っていると感じること」を劣等感と言います。多くの人が多少は劣等感を感じた経験があると思いますが、強い劣等感をもちすぎると、それが原因で自分が成長する機会を逃してしまったり、ビジネスなどで大きな仕事を任せてもらえなかったりする可能性があります。

劣等感をまったく感じないというのは難しいですが、感じすぎてもよいことはありません。今回はどうすれば、劣等感を克服できるのかを解説します。

2:劣等感が強すぎる人の特徴5つ

(1)他人と自分をいつも比べている

当たり前かもしれませんが、劣等感は他人と自分を比べることによって起こります。自分が世界にひとりだけしかいない人間だったら、劣等感を感じないはずなのです。

本来は、自分と他人を比べてどちらが優れているのかなんて気にするだけ無駄ですが、比べることがクセになってしまうと劣等感に苛まれてしまいます。

(2)何かをやり遂げた経験が少ない

劣等感が強い人は、自分が過去に成功した体験や何かをやり遂げた体験がなかったり、少なかったりします。そのせいで、自分に自信がもてないのです。

学生時代の部活でも勉強でも趣味でも、何かひとつ「これだけは自分が誇れる」というものをもっていると、ほかの部分で多少できないことがあっても悩みすぎることはありません。

(3)ネガティブ思考

劣等感が強すぎる人は、基本的に思考がネガティブで、いつも「もし○○していたら」「もっと私が○○ができたら」などと考えてしまいます。そして、自分ができないことばかりを見つけて、「ほら、やっぱり私にはムリなんだ」と諦める作業を延々と続けています。

(4)完璧主義

完璧主義な人も、劣等感を抱きやすくなります。何事も完璧にこなせなければゼロと同じだと評価してしまうため、できないことだらけで自己嫌悪に陥ってしまうからです。普通の人が80点で満足するところでも満足できないため、「100点でない自分はダメな人間」と決めつけていきます。

(5)自己嫌悪している

自分のことが好きになれない人も劣等感を強く抱きます。自分で自分を認めてあげられないのですから、自分を高く評価なんてできるはずがありません。中には「自分なんてこの世からいなくなったほうがいいんだ」とさえ考えてしまう人もいます。

3:劣等感を克服する方法5つ

(1)自分のプラスを考える

劣等感が強い人は、自分の中にプラスの部分があることを認められていません。まずは自分にはどんな優れた点があるのかをリストアップしてみましょう。もし自分でいくら考えても思いつかないのなら、仲のいい友達や家族に恥を忍んででも聞いてみてください。

きっとあなたの長所をたくさん教えてくれますよ。

(2)何か目標を作って本気で取り組んでみる

成功体験がある人とない人では、その後の人生の考え方が大きく変わります。過去に何かをやり遂げたという感覚がないのなら、いまからでもそれを作っていきましょう。

資格試験でも趣味でも、何でもいいので目標を作って本気で取り組むのです。少なくとも、その目標だけを見据えて必死になっている間は、劣等感に苛まされる暇がないはずですよ。

(3)ひとりになれる時間を多く作る

人と比べてしまう癖がある人は、なるべくひとりになれる時間をもったほうがいいでしょう。ひとりきりで読書や映画鑑賞などをしていると、ほっとする瞬間があると思います。

いつも誰かと同じ行動をしなければならないなんてことはなく、人に迷惑がかからないのであれば、好きなことを好きなように楽しんでもいいのです。

(4)他人の弱い部分を見つけてみる

ちょっと悪いことのように思えるかもしれませんが、他人の弱さを見つけることで劣等感を強くもたないでいられる、ということもあります。

自分だけができないことがある、弱いんだという思い込みから抜け出せるからです。周りにいる人でなくても、劣等感を克服したい人の著書などを読むのもいいですね。

(5)劣等感を与える人から離れる

世の中には、人に劣等感を与えるようなことを言って、気持ちよくなる人間がいます。もしあなたの近くにそのタイプの人がいるのなら、なるべく早く離れてしまいましょう。その人と離れてしばらくすれば、どれだけあなたが貶められていたかを感じることができるはずです。

4:劣等感の強い人への対処法3つ

ここまでは、劣等感が強い自分への対処法をご紹介しました。ここでは、劣等感が強い人にどのように接すればいいのかをお伝えします。

(1)たくさん褒める

自信をもたせるために、わざとらしくならない程度にたくさん褒めてあげることは有効です。最初は褒めても「そんなことはないです」と突っぱねられるかもしれませんが、「この人は敵でない」とわかれば、素直に聞いてくれるようになりますよ。

(2)具体的に何ができるのかを伝える

劣等感が強い人は、ほかの人が「あなたは○○ができるね」と言っても簡単には信用しません。そういう人には、具体的な数値などで評価を伝えるのがおすすめです。誰が見てもわかるような「できる証」を見せられれば、最初は嫌々でも次第に納得してくれます。

(3)攻撃してくるのならあまり相手にしない

自分の劣等感から相手を攻撃するタイプの人もいます。そういう人とは、あまり関わり合わないのがいちばんです。相手の劣等感がなくならない限り、とにかく攻撃をして安心しようとし続けるからです。

人の劣等感を他人が消すのは簡単ではありません。「本人が気づいてくれたらいいなぁ」くらいに思っておくのがちょうどいいでしょう。

5:劣等感がない人はいない!

繰り返しになりますが、劣等感が皆無という人はいません。言葉や態度には出していなくても、みんなどこかで劣等感を抱いているのです。完璧に見える人だってできないことがあるとわかれば、必要以上に劣等感をもつ必要はないとわかりますよね。